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趣味のはなし <少年期~青年期> 🍵【C部長】

趣味は人それぞれだ。瓶飲料の王冠を拾い集めていた幼年期の遠い記憶が蘇る。はっきりと
“収集”を意識したのは1970年代に流行った『仮面ライダーカード』である。甘いコーティング
のスナック菓子『仮面ライダースナック』1袋に1枚、キャラクターの写真と解説が両面に印刷さ
れたカードがついていた。カードだけ欲しさにスナック菓子が多く廃棄されることがあり社会問
題になった。

<少年期>
◎ 記念切手/発売日に郵便局で購入した記念切手を指紋がつかないよう専用ピンセットで取り扱
い専用アルバムにコレクションしていた。まだ自宅の押入れの中に眠っているはずだ。
◎ 古銭/記念切手と同様に専用アルバムで保存していた。四角い穴が開いている穴銭が多かった
が、価値のありそうな四角い分銀もあった。さすがに小判は持っていなかった。
◎ ペナント/旅先のお土産として地名や名所が印刷された二等辺三角形のペナントを壁に張りつ
けていた。旅行地名が印刷された提灯をずらりと並べる人もいた。
◎ 週刊漫画雑誌/毎週購入する『少年ジャンプ』が1年間で50冊程ずらりと本棚に並んでゆく
様はキレイだなぁと感じた。何かに拘って物を集めることが好きなのはどうやら女性より男性の
方が多いようだ。
◎ 映画のチラシ/祖父に連れられ浅草で三本立てを観たことが映画デビューだった。映画のチラ
シを集めることが楽しくなり『風と共に去りぬ』『ベン・ハー』のチラシをコレクターから購入し
たことがある。海外の銀幕スター宛に拙い英語でファンレターを送るとサイン入りブロマイドが
送られてくることがあった。
◎ プラモデル/「タミヤ1/35スケールのプラモデル」に塗装を施しジオラマを作ることが楽し
かった。人型のプラモデルを火で炙り変形させ、戦隊ヒーローを作り出してしまうマニアがい
た。
◎ 写真/自室に暗幕を張り白黒フィルムの現像からプリントまでやった。印画紙の画像定着に使
う酢酸の臭いが懐かしい。写真コンクールに応募したことがあるが入選したことはなかった。

<青年期>
◎ レコード・コンパクトディスク/初めて購入したLPはヴィヴァルディ『四季』だった。1982
年に発売されたCDは当時とても高価だった。レコードショップ店頭のように自宅のCDラックを
インデックスで分類・整理したいと思っている。
◎ オーディオ/アンプ・プレイヤー・スピーカー・チューナー・ケーブル etc. の組み合わせに
より音が大きく違うことを知った。オーディオ機器の新製品・話題製品が発売されると視聴のた
め秋葉原に出かけた。
◎ 画集/ヨーロッパ近代絵画の画集をぼーっと眺めることが好きだった。書棚に一冊ずつ画集が
並んでゆくことが嬉しかった。学校の美術部に所属していたことがあるが、油絵はすぐに挫折し
た。
◎ 書籍/読書感想文を書くことが苦痛だったが、エラリー・クイーンを読んで読書の楽しさを知
った。「ハヤカワ・ミステリ」を片っ端から読み書棚に書籍が並んでいくことが嬉しかった。
◎ ギター/文化祭でギターを弾く友人がカッコ良かった。当時は手の届かなかった憧れのギター
にいま手が届くようになり、楽器店があると素通りできずついのぞいてしまう。
◎ カフスボタン/ネクタイピンは着けないが、カフスボタンが大好きで、コツコツ集めていた。
着け外しの度に手入れをすることが億劫になり、今は着用する機会がなくなってきた。
◎ オートバイ/京都に住んでいたときバイクに乗っていた。天気の良い午前中に市内から大原へ
抜ける道が大好きだった。二輪車の限定解除がとても厳しい時代だった。大型二輪車に跨ること
はもうできそうにない。何十年もバイクに乗っていなくても両手・両足をちゃんと使って運転で
きる自信はある。体が覚えているのだろう。不思議なものだ。
◎ 釣り/ウキ釣りが好きだったのでヘラブナ同好会に所属し毎週琵琶湖へ釣りに出かけていた。
体高が高く、横から見ると菱型の美しい体形のヘラブナは警戒心が強く、故にウキのアタリが繊
細で釣り上げるのが難しかった。
◎ ゴルフ/ゴルフ場の名前が印刷されたマーカーを集めていた。たくさんあったマーカーは一体
どこへ行ってしまったのだろう。思った所へボールが飛んでくれないゴルフはストレスフルだっ
た。
◎ 酒/ワインにはまり、日本酒を覚え、バーボンに溺れた。特定の種類の酒を集中的に飲んでい
た時期があった。酒との付き合いは長い。
◎ 旅行/旅先で手に入るものはコンビニのレシートでさえ、すべて持ち帰り保管している。こう
なってくると“収集”というより、単に断捨離ができない状態である。

収集している訳ではないが、年をとると手元に集まってくるのが病院の診察券だ。病気と縁がな
いに越したことはないが、カードホルダーに並ぶ色やデザインの異なる診察券をみると「人に歴史あ
り」だなぁと実感する。
王冠集めから何十年も経つが、思えばいろいろなことに首を突っ込んできたものだと思う。
ここまで<少年期>~<青年期>と書き記してきて、いささか息切れがしてきた。<壮年期>~<中年期>
は別の機会に譲ることにしよう。♨

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