初めて、中華の会食(飲会)を体験したのは、2000年頃。
技術指導の名目で、台湾の関連会社へ出張した時。
すごく元気で活気があった。
出張中は、連日、10人位に囲まれての会食。
出向していた同僚に、「会食の席では一人で勝手に飲まないこと」、
「盃を乾かし、杯の底を乾杯した相手に見せること」
日本と異なる所作の手ほどきを受けての会食となった。
後々知ったが、「乾杯」だけでなく「随意」好きなだけ飲むこともできた模様。
会食の席は日本語ができる人だけではないので、目を合わせる等で乾杯を促す。
が、出張者は客人(標的)扱いなので、目を合わせずとも同僚以外の出席者が攻撃してくる。
杯は小さいが、乾杯は出席者一回りで済むわけがなく、勢いがある方たちなので、
自己のペースで飲むことなどできるはずもなく、飲める人ほど重篤な状態に陥っていたと
記憶している。
最後に同地を訪問したのは7年前。
飲酒のルールに変更はないが、随分と落ち着いており、
初めて、紹興酒本来の風味を楽しんだ様に思う。