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死ぬかと思った・・・・・ 😱【C部長】

長く生きているととても怖い経験をすることがある。今回はこれまでに経験した怖い乗り物ワースト3を記してみたい。

😬精神的な恐怖
ベルギーのブリュッセルからルクセンブルクまで定員20名ほどのプロペラ機に搭乗した。乗客は飛行機が駐機している場所まで各々荷物を手に歩いていく。小さな飛行機は機体のバランスが重要なため、乗客は搭乗前に体重を測り座席が指定される。着席すると間もなくプロペラが音をたてて回転を始め、いよいよ出発だ、と思った瞬間。。何やら違和感がある!
コックピットのドアが開けっ放しになっているではないか。そのまま動き出した飛行機はあっという間にふわりと浮き上がった。パイロットは操縦しながら楽しげに談笑しているが、こちらはそれどころではない。2列前に座っているサングラスをかけ全身黒ずくめの大柄な乗客から目が離せなくなった。ハイジャック大丈夫かな。。。

😖暗闇の恐怖
インド洋に浮かぶ島国であるモルディブでは1つの島が1つの機能しかもたない。「飛行場の島」「学校の島」「ゴミ捨て場の島」「刑務所の島」・・・リゾートも1つの島に1つが原則だ。
飛行機がモルディブの空港へ到着すると島の船着き場にはホテルの送迎ボートが待機している。
歩けば15分で島を1周できる小さなリゾートに滞在したときのことだ。午前中に成田を出発した飛行機がクアラルンプール経由でモルディブに到着したのは真夜中。船着き場で待っていたのは小さなモーターボートだった。
荷物と一緒にボートに乗り込むと何の合図もなくボートは動き出した。デッキには座席がないため、甲板に座り込むしかなかった。あっという間にボートはフル加速になり、気付けば辺りは真っ暗闇で何も見えない。疾走する小さなボートは揺れが激しい。両手でボートの縁にしがみつき、荷物を足で押さえながら、ひたすら耐えるだけ。エンジン音が大きく船長に声は届かない。
疾走するボートから海に投げ出されても誰も気付いてくれないだろうなと思った。吹きさらしのデッキで夜気と恐怖に身を強張らせた30分間の送迎だった。死ぬかと思った。

😵大型台風の恐怖
南の島でリフレッシュした帰路、インドネシアで搭乗した飛行機が乗継地である台北に着陸しようとしたとき折悪く巨大な台風が台湾北部に鎮座していた。
飛行機が高度を下げ始めた途端、それまで星空が見えていた窓の外は真っ白くなり大粒の雨が窓を叩き始めた。左右の翼を上下に大きく振りながら更に高度を下げてゆく。大丈夫だろうか・・?着陸する前に翼が地面にぶつかったら終わりだ。いつまでも地面が見えない。これで最期かもしれないと思った瞬間、エンジンは唸りをあげて上昇を始めた。上空を旋回した飛行機は2度目の着陸を試みるが失敗、そして3度目も失敗。機内はし~んとしていた。とてつもなく怖かった。すると、「当機は行先を香港に変更します」と機長のアナウンスが流れた。「うぉ~香港に1泊だ!何を食べに行こうかな・・」と思ったのは私だけではないはずだ。

旅は事故無く終わるに越したことはないが、旅行中のちょっとしたトラブルやハプニングは、振り返ってみれば良い思い出になるようだ。😊

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