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「四季」自然と共に生きること 🐸【C部長】

日本には美しい4つの季節がある

🌸 陽射しに温もりを感じる春
🌞 猛烈に暑い夏
🍂 吹く風が心地良い秋
⛄ 厳しい寒さの冬

やはり春と秋が一番過ごしやすい季節だろう
そんな春も秋も最近はあっという間に終わってしまいます
日本の気候は夏と冬の“二季”になってしまうかもしれません

日本には季節の移ろいを表す『二十四節気』という美しい言葉がある

春「啓蟄」(3/5頃) 冬ごもりしていた虫が地中から顔を出す時期
夏「小暑」(7/7頃) 少しずつ暑くなってゆく時期
秋「寒露」(10/8頃)草花に冷たい露が降り秋深まる時期
冬「大雪」(12/7頃)本格的に雪が降り積もり始める時期

実際の気候とはかなり違っているように感じるときがありますね

日本人は自然と密着して生きてきたので、伝統色には動植物、自然現象が由来のものが多い
「朱鷺色」「小豆色」「山吹色」「藍色」「江戸紫」etc.
日本人が古くから自然の色の違いを見分け、楽しんでいたことがわかります

季節によって変化する動植物の状態を観測することを「生物季節観測」といいます
気温や天気では推し量れない季節変化をとらえることができるとして1953年から気象庁が「梅の
開花」「桜の開花」「イチョウの落葉」「ウグイスの初鳴」「ツバメの初見」「モンシロチョウの初
見」等の記録を続けています
しかし、近年は都市化の影響で観測対象となる動植物が減ってきたため、同観測対象の見直し(縮
小)が検討されるに至ったようだ

私が若いときに駐在していた中東の某国は、いつも暑くはっきりした季節はなかった
出勤時に町中で見上げるタワーの気温表示が40℃の朝は「今日は涼しいなぁ」と感じたほどだ
駐在中に何回か気温が60℃を超えたことがあった
時期によっては頻発する砂嵐が町を覆い、視界を遮り、交通機関を麻痺させる
自動車はフロントグリルに専用のマスクをつけ走行している
そんな国にも3つの季節?がある – HOT と HOTTER と HOTTEST である

日本から物理的に離れて暮らしてみると、日本の良さが身に染みて分かる
日本の文化は表情豊かな四季によって彩られてきた
そこに住む人の心も同じだ
繊細で思いやりがあり、謙虚で控え目な日本人の美徳は、そんな環境により醸成されたものだ
気候の変化が大きくなる中、人の心は変わらないでいて欲しい♨

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