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風物詩 【L部長】

お正月の風物詩である第99回箱根駅伝が1月2日~3日の2日間にわたり行われる。

正月の感動イベントとして大学のプライドを背負って、「たすき」をつなぐヒューマン
ドラマを楽しみにしている人も多いと思う。

東京大手町と神奈川県の箱根町にある芦ノ湖を結ぶ往復217.1キロメートルを1月2日、
翌3日の2日間で走破します。
往路(107.5キロメートル)復路(109.6キロメートル)いずれも5区間にわかれており、
1区間約20キロを10人で「たすき」をつなぐのです。
出場チームは、前年の上位10チームと予選を突破した10チーム、選抜メンバーの関東学
生連合チームによる21チーム。
「たすき」には、次の選手につなぐという重い「責任」も託されています。
順位をいかに上げるかも重要ですが、それ以前に途中棄権となれば「たすき」が途絶え
てしまうのです。
残酷なこのシステムにおいて、苦しいなか、なんとかたすきをつなぎたいという選手の
思いからシナリオのない大きなドラマが生まれます。
苦悶の表情を浮かべて懸命に走っている姿を見るたびに「頑張れ」と叫んでしまいそう
になります。

若い学生から感動と勇気を与えてもらえる箱根駅伝は、いつまでも続いて欲しい風物詩
のひとつだとつくづく思う。

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